ニュースで見たのですが、2024年10月24日付で船井電機(株)が東京地裁より破産手続き開始決定を受けたようです。
家電に詳しい人なら知っていると思いますが、船井電機はテレビ関連商品(液晶テレビやレコーダーなど)が主力の会社でした。

船井電機の商品について
当時自分が大学時代に家電量販店で働いていた時、「DX BROADTEC」というブランド名で19インチなどの小型テレビが20000~30000円くらいという低価格で売られていました。
その当時は地デジ化移行決定が発表されていて、
パナソニック(ブランド名:VIERA)
ソニー(同:BRAVIA)
シャープ(同:AQUOS)
日立(同:WOOO)
三菱(同:REAL)
東芝(同:REGZA)
など家電製品メーカーがバンバンとテレビを売り出していました。
地デジ化移行でテレビが飛ぶように売れた
家電量販店も2010年代前半は飛ぶようにテレビが売れましたね。
東芝に至っては当時、50インチで番組表2日分全て録画できるテレビを出していた覚えがありおます。
価格は当時で60万円くらいだった気がしますね。
ただ、自分が働いていた店は、店ランクが最低で、店内に1人も客がいない時間もあるほど閑古鳥が鳴いていた店なので(今はとっくの前に閉店済み)、そんな高価格のテレビは売れませんでしたが。
不景気のあおりや不祥事で経営が悪化
話を戻しまして、船井電機は大阪府の大東市に本社を置く会社です(本社在住地:大阪府大東市中垣内7-7-1)。
自分は中学高校で「大阪桐蔭(新校舎:大阪府大東市中垣内3-1-1)」に通っていたので、この会社の前を6年間ずっと通っていました。
もちろん会社内に入ったことはありませんが、なじみが深い会社です。
ニュースを見てみると、2005年3月期には決算で約3536億円もの売り上げを出していたようです。
大阪のそんなに都会でもない場所に本社を置く会社がこの売り上げを出したのは凄いことですね。
ただ、以降は
2008年のリーマンショックによる世界的不景気
2010年代の中国の経済成長による中国メーカーの低価格商品の台頭
などで、徐々に売り上げを下げていて、ここ最近は毎年赤字経営だったそうです。
テレビメーカーは日立もパナソニックも三菱も価格競争で勝てないので前々から撤退していましたね。
他にも、海外で不正会計をしていたり、社内ガバナンスの統制が取れていなかったようです。
会社も買収へ
2021年には(株)秀和システムホールディングスに株式公開買い付けが成立して上場廃止、2023年には100%出資の船井電機ホールディングス(株)が主要事業を承継して経営していたようです。
買収でも悪化した業績は改善せず破産へ
ただし、それでも一度崩れた経営を立て直すことは難しく(毎年赤字、海外の不祥事によるイメージ悪化)、2024年3月からは役員の入れ替わりが相次ぎ、親会社も代表が変わるなど経営陣の迷走が相次いでいたようです。
ここにきて、社内崩壊も起きていたということですね。
こうなると、もう道は1つで破産しか残されていません。
代表が「もうこれ以上は生き残れない」と判断して裁判所に破産手続きを申し出たのでしょう。
1951年の船井軽機工業(株)のトランジスタ部門から分離し、1961年に設立された会社は63年で幕を下ろすことになりました。