「片頭痛」というのはご存じでしょうか。
単なる頭痛とは違い、言葉の通り頭の片方に痛みを生じることが多い病気です。
この病気が発症すると日常生活に異常をきたすほどです。
自分もこの病気が発症して久しく、長年悩まされています。
今回は片頭痛について紹介します。

片頭痛持ちの人はどれくらいいる?
日本においては「約10人に1人」が片頭痛持ちとされています。
決して珍しい病気ではないというわけですね。
男女別にみると
男性:3~4%
女性:12~13%
と女性の方が多く、男性の約4倍近くいるとされています。
片頭痛はなぜ起こる?
実は片頭痛が起こる原因は、医学的には完全に解明されていません。
しかし、2つの理論が提唱されています。
1つは脳内の血管が膨張して、神経を圧迫することで起こるというもの
もう1つは脳内で痛みの物質が分泌されて、それが原因で起こるというもの
この2つが原因ではないかとされています。
片頭痛の症状は?
まず、頭が締め付けられるように痛くなります。
万力で締め付けられるような痛みです。
次いで、吐き気や食欲不振など頭痛に起因する症状が出てきます。
あとは日光やPCの光などを見るだけでも吐き気が起こったりしますね。
単なる頭痛と違って、まともに日常生活を送れないほどつらいものです。
こうなると薬を飲むか、寝て治まるのを待つほかありません。
ちなみに、経験談ですが寝て治ることはあまりないと思います。
数時間寝ればちょっとマシかなと思うようになりますが、またちょっとすれば痛みが出てきます。
やはり薬を飲むのが一番です。
偏頭痛は遺伝であることが圧倒的に多い
脳神経外科の医師に直接聞いたのですが、「片頭痛は親ないしはさらにその親が片頭痛持ちであることが多い」と言っていました。
大体、80~90%の確率で遺伝するらしいです。
実際、問診票に書く際や診断の際も、「親などに片頭痛持ちはいますか」とほぼ間違いなく聞かれるでしょう。
片頭痛の薬はある?
これだけの患者が日本だけを見てもいるのですから、特効薬はあります。
それは「リザトリプタン」というものです。
これは化学物質名で、商品名としては「マクサルト」や「ファイザー」、「トーワ」などの名称で売られています。
元々はマクサルトが主流だったのですが、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が出てきて、以前よりかは安く買うことができます。
ただし、これらは市販薬ではなく、医師の処方箋が必要になります。
<青い箱が特徴のマクサルト>

痛み止めであれば「ロキソニン」は効く?
「頭痛薬なら市販で売られているロキソニンでも効くのでは?」と思うでしょうが、「ほぼ効きません」。
「ちょっと痛いかな」といった初期なら効く可能性もありますが、ズキズキと痛むようではもはや効きません。
何十回と経験した片頭痛ですが、ロキソニンが効いたためしは片手で数えられるほどです。
そもそもロキソニンは「痛み止め」であり、片頭痛の原因である「神経圧迫」や「痛み分泌」といった症状には効果はありません。
つまり、片頭痛には片頭痛の特効薬を飲むのが最も効果的であり、それ以外の手段はないと思ったほうがいいです。
「マクサルト」と他のジェネリック医薬品どちらがいい?
これは一概には言えません。
薬は人に合う合わないがあるので、飲んでみて効果を確かめるほかはありません。
ただ、やはりマクサルトは高いです。
1錠当たり約390円と非常に高価です。
対して自分が飲んでいるジェネリック医薬品「VTRS」は10錠で1000円程度です。
1錠で言えば100円程度と4分の1の価格です。

基本的にジェネリック医薬品は先発薬と同等の効果があると謳われているので、まずはジェネリック医薬品を試す方が安く済んでいいと思いますね。
片頭痛薬を飲む際の注意点
薬の説明書を見れば例外なく書かれていますが、片頭痛薬は「眠くなる成分(催眠成分)」が含まれています。
なので、車の運転などを控えるようにしてください。
片頭痛薬を飲んで、大体人にもよりますが1~2時間ほどで効果が出てきます。
この間はベッドで横になって寝たほうがいいですね。
そして、1日2回までの制限があります(リザトリプタン系統の薬はどれでも同じはずです)。
まず2回飲むことはないと思いますが。
薬を飲むタイミングは?
基本的に、「片頭痛だ」と思ったら即飲むのがいいです。
最も効果的なのは、本格的に頭痛の症状が出る前に飲むのがいいそうです。
そしてリザトリプタンはたいていは水なしで飲めます。
「OD錠」と書かれていれば「口内崩壊錠」、つまり口の中で自然に溶ける薬です。
水がない場合でも安心して飲めます。
片頭痛かなと思ったら、脳神経外科の受診を
上にも書きましたが、片頭痛はただの頭痛ではありません。
ロキソニンなどの市販薬では効果はほぼ皆無です。
専門医療機関となると「脳神経外科」になります。
内科でも受診はできますが、MRIもある脳神経外科を受診するのが確実でしょう。
片頭痛は珍しい病気ではなく、多くの患者がいる病気です。
片頭痛であれば特効薬があるのでいいといえばいいのですが、頭の病気は恐ろしいです。
最悪、血管が破れてくも膜下出血で死亡なんてこともあります。
数年前に親の職場で出勤中にくも膜下出血になり、そのまま43歳で死亡したとも聞きました。
(くも膜下出血は発症した時点で生存はほぼ絶望的)
単に頭痛であっても自分が医師でもなければ素人です。
専門医療機関に行けば医師が診断してくれて無事か有事かはすぐに分かります。
諸資料や検査費用を含めても検査内容にもよりますが数千円~1万円いかない程度で済むことがほとんどです。
命に比べたら安い金額ですよね。
たかが頭痛、されでも頭痛です。
体調がおかしいなと思ったらすぐに病院に行きましょう。