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【あまりに酷い】ヤマダ電機の「元本保証+高金利積立預金」はあり得ない!【時代にそぐわない破格の厚遇】

昨日12/2(月)のニュースですが、「ヤマダ電機の積立預金」で大炎上したようですね。

理由は「積立預金であり得ない条件」だったようです。

 

内容を詳しく見ていきましょう。

 

ヤマダ電機ロゴマーク(公式Xより引用)

 

 

 

 

ヤマダ電機のあり得ない積立預金の条件

銀行に預金をしている人なら誰でも知っていますが、毎年「金利」がつきます。

ただし、普通預金では「100万円預けて10円(あくまで目安。年によって変動あり)」とかありえないほど低いです。

 

一定期間引き出せない定期預金でもせいぜい2%とかで、昭和の高度経済成長期に比べると銀行の預金金利はないに等しいです。

(単利2%なら1年で2万円。1週間のバイトレベルにすら及びません)

 

 

そんな中、ヤマダ電機は「ヤマダNEOBANK」のキャンペーンで破格の積立預金を出してきました。

 

・元本保証(投資信託ならともかく通常の銀行なら当然ですが)

満期で5%の金利

・上記の5%に加えて、ヤマダ電機で使えるポイントを更に5%付与

 

 

実質10%の金利と考えて良いです。

 

しかも最短1年で満期を終えることもできて、SNS上では「実質年利18.5%の破格のキャンペーン」とお祭り騒ぎになりました。

(しかし、この計算はよく分かりません。普通に10%では?)

 

 

もし、複利10%で5年預けると?

仮に「複利10%で10万円を5年預ける」としましょう。

 

細かい計算は抜きにしていくらになると思いますか?

 

 

結果は「164531円」です。

利息分は元金10万円を除くと「64531円」です。

なんと「64%以上」の利息がつくのです。

 

 

「単利10%で10万円を5年」でも1年で10%=1万円→5年で5万円の利息が付きます。

(つまり5年で50%←10%×5)

 

 

もしこれが「複利10%で1000万円を5年」なら上記の100倍=「645万円」になります。

あり得ないですね。

 

このうち半分5%はポイントなのですが、それでもその半分は現金です。

1億円預けられたら一生困らないですね。

 

 

なんにせよ、計算すれば無理があるのは自明の理です。

なぜ発案者や責任者はこの計算ができなかったのでしょうか。

 

 

 

しかし、見通しの甘さからキャンペーンは突然中止に

当然ですが、高度経済成長期やバブル時代ならともかく、こんな増税や物価高の時代にこんな破格の金利で回せるわけがありません。

バブル崩壊後、日本は不景気に陥り、数々の銀行や保険会社、証券会社が倒産しています。

今なお銀行すらも資金繰りにあえいで(なかなか預金をしてくれないなど)、統廃合が珍しくない世の中です。

そんな資金繰りにあえぐ銀行が大口で預金されたら、瞬く間に銀行側が利息で破綻するのは素人でもわかることです(一時的に預金量が増えても、その預金を元に投資して増やす以上に金利で預金者に返さなければならない)。

 

結果として、ヤマダ電機は口座開設者に「3000ポイント」をお詫びとして付与し、今後は住信SBIネット銀行と協議したうえで対応を決めるということです。

 

 

 

問題点は?

ヤマダ電機の見通しの甘さだけでなく、今回で割を食ったのは「口座開設者」です。

なぜ割を食ったかというと

 

 

積立預金するほどの余裕がある→預金がそれなりにある中級層以上であることがヤマダ電機側で個人情報とともに知られてしまった

 

 

ということです。

 

つまり、ヤマダ電機からすれば「この人はそれなりにお金を持っている」という個人情報が3000ポイントで分かってしまったということです。

定期預金なんてある程度生活に余裕がないとできないですからね。

 

住信SBIネット銀行も当然ですが同条件で引き継ぐわけではないでしょう。

年利10%の条件で定期預金者が殺到すれば住信側が潰れます。

 

預金者の明確な資産は当然ですが分からないものの、「生活に余裕があるなしの顧客情報が分かってしまった」のが大問題です。

 

 

 

個人の余談:ヤマダ電機はやらかしが多い

かつて自分は家電量販店でバイトをしていました。

複数の家電量販店で働いていて、ヤマダ電機でも数ヶ月ですが働いていました。

 

今はどうか知りませんが、当時は店員の質も悪かったです。

家電量販店では最高の売上を出していますが、顧客満足度は最低クラスだと思っています。

とにかく店員は売り上げ至上主義で。安い買い物しかしない客は相手にしていなかったです。

 

実例を挙げると、4000円程度のルーターについて問い合わせた客がいて、上司に上げると「そんなの適当にあしらっておけ。文句があるなら適当なことを言って追い返せ」とか普通に言っていましたね。

逆に10万円クラスの問い合わせがあると「俺が行く。絶対に変なこと言うなよ」とか目の色を変えていましたね。

 

「客の金払いの大きさで態度を変える」

 

これがヤマダ電機の本質でした。

再度言いますが、全店舗がそうかは分かりませんし人にもよるでしょう。

今がどうなっているかもわかりません。

ですが、確かに自分がいた店舗はそんなのが普通でした。

 

あとは下っ端にも厳しかったですね。

「店長呼ばれてますけど」と主任に聞くと、「店長って誰だよ」と冷たく言われ「店長は店長ですが」と言い直すと「店長は2人いるんだよ!店長と母店長どっちだよ!」とキレられましたね。

 

知らねーよ、そんなの。

客からすれば店長も母店長も同じだろ。

 

と言いそうになりましたが。

その後はこっちも頭が沸騰したので覚えていません。

 

 

まあ何が言いたいかというと、ヤマダ電機は内部事情も相当悪いということです。

末端店舗がこうまで悪いので、上も相当悪いのではないかとは思っていましたが、やはりこういうことが不定期で出てくるのも已む無しかと思っています。

 

 

 

まとめ

今回は「目先の利益(定期預金による集金)に目がくらんで、今後どうなるかの見通しを疎かにしてしまった例」です。

確かに破格のキャンペーンは客が殺到しますが、そのすべての客に平等に対応しないといけません。

せめて1000人限定とか限定にしておけば良かったのに、あまりに殺到しすぎたせいで集金どころか預金を吐き出す羽目になることまで考えが回らなかったのでしょう。

 

これは経営者として致命的ですね。

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