後日談も一応終わり、これで「DLCの碧の仮面、藍の円盤」を適用しなければストーリーはすべてクリアです。
DLCは適用するので、一旦本編までのストーリー(チャンピオンロード、レジェンドルート、スターダストストリートの3つ)の振り返りと評価、総括をしたいと思います。
チャンピオンロードの評価と総括
まずは「チャンピオンロード」から評価します。
ストーリー概要
まずは王道のストーリーです。
名前の通り、ジムを巡りバッジを集めてポケモンリーグを制覇する従来のポケモンのストーリーです。
ちょくちょくライバルであり戦闘マニアのネモが絡んできますが、これは初代のライバルでもあったことなので違いはないでしょう。
ジムに挑む際も前作の剣盾のように「ジムミッション(ジムテスト)」をクリアしないとジムリーダーに挑めないのは踏襲されています。
ジムテストは何度ミスしてもやり直せる上に、大して難しくないので誰でもクリアできる難易度です。
いくつかはミニゲームとして後から何度でも遊べる仕様になっています。
ストーリー評価
さて、このルートのストーリー評価ですが、「可もなく不可もなく」といったところでしょう。
そもそもジム巡りは上記の通り、過去作ポケモンの原点であり、ストーリーを織り交ぜにくい仕様です。
一応、初代ポケモンから長く続いてきた「悪の組織」については後述する別ストーリーとして完全に分けられたので、このチャンピオンロードについては完全に「ジム巡り」となっています。
ライバルとの絡みもそう多くない(戦闘なしが複数あっても会話が数分で終わるレベル)ので、優良ともいえないですし、王道なので不可ともいえないです。
レジェンドルートの評価と総括(ネタバレあり)
次いで、「レジェンドルート」について評価します。
ストーリー概要
上記チャンピオンロードの正統派ライバルではなく、友人の「ペパー」との絡みのルートです。
ネタバレになりますが、彼は傷ついたポケモンを治すために「秘伝のスパイス」を集めてほしいと依頼してきます(5つのスパイスの内、任意のスパイス2個目を取得したところで明かされます)。
そのために各地で「ヌシ」と言われる巨大化したポケモンを相手することになります。
このルートをやらないと、相棒ポケモン(スカーレット版ならコライドン、バイオレット版ならミライドン)の機能(なみのりやダッシュ、がけのぼりなど)開放ができません。
そしてペパーの持つ「バイオレットブック(スカーレット版ならスカーレットブック)」がまさかスパイスを記したものだけではないとは…
ストーリー評価
正直、感動度合いで言えば3つのストーリーの内、最も高いのではないかと思います。
スパイス集めは5つですが、彼(ペパー)のポケモンに対する愛情が伺えます。
そして、ストーリーの評価と別になりますが、早めにこのルート、特に「なみのり」と「がけのぼり」の2つは開放しておかないとオープンワールドである今作でフィールド移動がかなり制限されてしまいます。
さっさとレベル上げしてこのルートを先にやってしまうのがストーリー攻略時短になると思います。
スターダストストリートの評価と総括(ネタバレあり)
次に、「スターダストストリート」について評価します。
ストーリー概要
このルートは今までの「悪の組織」に相当するルートになります。
今作では「学園」がテーマなので、組織としては「不良生徒」として書かれています。
謎の人物「カシオペア」に依頼されて、各地に5つあるスター団の組のボスを倒して組織を壊滅させてほしいと依頼されます。
ストーリー評価
ボスである「カシオペア」の正体は勘が良ければ1つ目の組織を潰す前にすら分かります。
なぜなら最初に学園本棟に入る前にスター団にいじめられている人物(ボタン)がいて、「あれ?個人名あるし絶対どこかで関わりあるだろう」と気づく人も多いはずです。
鈍くても「補給班」と称して毎度現れてきますし、後半からは露骨に態度で分かりますからね。
「ネルケ」に関しては誰でも一発で分かるでしょう。
選択肢でも「校長」が出てくるので誰も最後まで分からないという人はいないレベルです。
ストーリーの評価ですが、主に「スター団の回想」が多めです。
どうやって組織されたか、ここに至るまで何があったかですね。
最後には丸く収まるというのも王道中の王道です。
今までの悪の組織と違い、「自らが間違っていた」なんてことはないので従来過去作との違いは味わえるでしょう。
そもそも過去作は「そもそも悪を自覚して行動している」、「世界を変える」、「良かれと思って行動が過ぎた」という「大人」が中心でしたからね。
学園生徒という時点で大きく過去作とは異なります。
ザ・ホームウェイの評価と総括(ネタバレあり)
最後に、「ザ・ホームウェイ」について評価します。
ストーリー概要
このルートは、上記3つのルート全て完遂しないと開放されません。
1つたりとも抜けがあるとずっと開放されないままなので、3つともクリアしましょう。
隠しルートなんてことではないので、3つのルートを順序良く進めれば自然と開放されます。
ストーリー評価
ラスボスも勘の良い人ならすぐにわかったはずです。
相変わらず「ちょくちょくと絡んでくる」、「序盤から個人名が明かされる」という特徴を持てば分かっちゃいますよね。
自分がプレイしたバイオレット版ではペパーの父親である「フトゥー博士」、スカーレット版であれば母親である「オーリム博士」になります。
よく見れば名前も「Future(未来)」と「Old(過去)」をもじったものなのですよね。
ポケモンも未来や古来が入っているのでここでもきっちりと絡ませているのはよくできているなと感じました。
さて、本題ですがやはり3つのルートの集大成とあって素晴らしく練られていると思います。
ペパーの持つ本がカギであったり、なぜペパーの両親が出てこないのか、ペパーのポケモンが傷ついた要因は、などなど「主にペパーに関わるストーリー」です。
一方で、「ネモとボタンの意味は?」と問題が出てきます。
「エリアゼロは強力なポケモンがいるから」という理由でネモが付いてくるのは分かるにしても、その具体的描写がないのでどうも「いてもいなくても主人公1人で十分では?」と思ってしまいます。
ボタンに関しては完全に空気で「エリアゼロのロック解除とか閉じ込められた時のハッキング要員になるのか?」と期待していましたが、エリアゼロでは順番にボタン1つでロック解除できる始末。
最終戦闘でボールロックされて、これを解除するのか?とも思いましたが、それをしてしまっては相棒ポケモンの出番がなくなるので、予想通り「解除できない」で言葉を悪く言えば無能扱いです。
確かに、超科学技術である「タイムマシン」を完成させて、古代や未来からポケモンを連れてくるという大それたストーリーは壮大です。
一方で、3つのストーリーで開放+個々のストーリーで関わる主要人物を絡ませるという意味では失敗かなと思います。
ペパーに比重が大きすぎて、ネモは若干どこかで奮闘している模様(具体的描写は乏しい。せいぜいゼロゲート前くらい)、ボタンに至っては完全に空気(ちょっと助言がある程度。こちらも戦闘描写はゼロゲート前くらい)
あと「あえて言うなら」ですが、「博士が故人」である必要があったのかという点ですね。
ストーリーの構成をよく考えると「生きている人物があそこまでやらかすにはショッキングすぎる」という点で「アンドロイド」にしたのだと思います。
途中でアンドロイドが「オリジナル博士はそこまでしてタイムマシンを止めたくないのか」とか「主人公の手で博士の思念を止めてほしい」、「博士AIは戦いたくない」など感動シーンを入れるためにそうしたのならと思えば納得できますが。
AIに関してはトレンドを組み込ませたのか、それとも「ターミネータ好き」が開発者の中にいたのか知りませんがね。
まあ理系技術者の自分からするとどうしても現実科学技術の視点が入ってしまうので穿った意見なのは承知しています。
タイムマシンやここまで自立し自律した思考を持つAIができれば、世界は完全に変わるでしょう。


本編ストーリー総括
ストーリーに関しては間違いなく今までと違って大作で、評価は良いと思います。
ただ、人によっては「露骨で王道だから展開が読めてしまって陳腐に感じる」と思う人もいるでしょうね。
自分は展開はすぐに読めていましたが、王道は王道で受け入れられるので評価は良いと思いましたね。
ストーリーで評価を付けるなら
ザ・ホームウェイ>レジェンドルート>スターダストストリート>チャンピオンロード
となるでしょうね。
一方で、ストーリーにリソースを割きすぎたのか、システム面などでは粗さが目立ちます。
これは過去記事のまとめにもちょろっと書いたのですが、どうしてもオープンワールド初導入および開発期間の短さが悪影響を及ぼしていると思います。
この悪い面については別記事で書こうと思います。
X(旧Twitter)でも状況報告など色々やっております。
是非フォローお願いします!
X(旧Twitter):詩音@ポケモン3Dモデル制作者(@Utane_Shirase)
ランキング参加中!
良ければクリックしてください!